グレートピレニーズ>グレートピレニーズ 特徴
グレートピレニーズは、古くからピレネー山岳地帯で使役犬として飼われていた超大型犬です。
その大きな体と、白くて豊かな被毛がグレートピレニーズの特徴です。もともと大きな体をしている上に、ボリュームのある毛におおわれているため、本来の体型よりさらに大きく見えます。
全身真っ白なグレートピレニーズがよく知られていますが、淡いグレーやイエローのもの、オレンジやアナグマ色の斑があるものもいます。
オオカミと血統が近いため、足には「狼爪(ろうそう)」と呼ばれる親指のようなものがあります。また、足にも長い毛が生えているため、まるでパンタロンをはいているような形をしています。グレートピレニーズの強靭な体と暖かい被毛は、雪深い山中で作業をするのに最適です。
また、賢く忠実で、警戒心の高い性格は、牧羊犬に適しています。事実、グレートピレニーズは中世以前からヨーロッパで牧羊犬として活躍してきました。当時の壁画には、害獣から家畜の群れを守るグレートピレニーズの姿が描かれています。
グレートピレニーズはイギリス、フランス、アメリカで人気が定着しています。日本では、大型犬ながら124犬種中34位(JKC、2011年調べ)と、まずまずの人気です。
なお、「グレートピレニーズ」は日本とアメリカにおける呼び名です。ヨーロッパでは「ピレニアン・マウンテン・ドッグ」、原産国のフランスでは「ル・シェン・デ・ピレネー」と呼ばれています。画像提供先【グレートピレニーズ的生活!!!】