プードル>スタンダードプードル 歴史
スタンダードプードルは古くからヨーロッパ各地に生息していました。
紀元前30年ごろのローマ帝国時代の記念碑には、スタンダードプードルの彫刻がほどこされています。
最終的にはドイツとフランスで種が固定化しました。原産国はフランスとされていますが、ドイツだという説もあります。プードルの語源は、ドイツ語の「プーデル(水を跳ね返す)」だといわれています。
スタンダードプードルは、もともとは優秀な水猟犬でした。飼い主が仕留めた水鳥を回収するのが仕事です。
しかし、スタンダードプードルは水辺の猟以外でも役立つ作業犬です。軍用犬、盲導犬、番犬のほか、ロシアでは荷車轢きとして活躍していました。物覚えが良くて動きが機敏なので、多芸犬としてサーカスに出場することもありました。まさにオールマイティな作業犬です。
フランスでは、優雅な愛玩犬としての人気が高まり、なんとフランスの国犬に選ばれました。この頃から小型化がすすめられ、16世紀にはミニチュア・プードルが、18世紀にはトイ・プードルが誕生しています。
スタンダードプードルは19世紀ごろからドッグショー出場するようになり、さまざまなクリップやカットで飾られるようになりました。現在でもスタンダードプードルはショーで人気の犬種です。