プードル>スタンダードプードルとは?
スタンダードプードルとは、プードルの中で最も大きな犬種です。古くはヨーロッパで水辺の狩りを手伝う「回収犬」として活躍していました。
スタンダードプードルの特徴は、その優雅な容姿にあります。トイ・プードルを見慣れている人は、中型犬サイズのスタンダードプードルが異様に大きく見えるでしょう。さらにカールしたボリュームのある被毛を独特なクリップのスタイルにすれば、誰もがはっと振り返る迫力があります。(photoby:greg westfall.)
プードルの独特なヘアスタイルは、スタンダードプードルから生まれました。水中での作業をしやすくし、早く乾燥させるために刈りこんだことがはじまりです。
スタンダードプードルは他のプードルに比べて、飼うのは少し大変かもしれません。体が大きいのに、とても活発で冒険心に富んでいて、よく動き回ります。十分な遊びや運動をさせないと、いたずらをして叱られ嫌な思いをさせることになります。また、被毛の手入れも体が大きい分手間がかかります。このように、スタンダードプードルは愛玩犬として飼うには大きさがネックになります。そこで、スタンダードプードルを小型化してミニチュアやトイが作られました。
現在ではトイ・プードルが圧倒的ですが、スタンダードプードルはその大きさにしては徐々に人気を取り戻しつつあります。飼う時の大変さを超える魅力を感じる人が増えてきているということでしょうか。(photoby:greg westfall.)