バッハ

クラシック音楽>バッハ【ゴールドベルグ変奏曲 BWV988】解説4

 

 

 

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主題のアリア、その後も、変奏曲ごとに
テンポやキャラクターが違っていて、
全く飽きさせません。そして、アリア以外に筆者が美しいと感じる変奏曲は、
第13番、15番、21番、25番。

 

13番を除く、これら3つ全ては短調で書かれております。30もの変奏曲がある中で、短調の曲はこれだけ?と感じるほど少ないですね。それだからこそ、聴いた時にぐっと胸に沁みる、短調独特の暖かさ、悲しさ、そんな感情が一つ一つの音から伝わってくる気がします。

 

 

 

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変奏曲16番は、中間地点のような位置づけになっており、前半と後半の2つのパートにわかれています。

 

前半部は、付点リズム、後半部からは速度を増すフランス風序曲の形式をとっています。始まりの付点リズムの時点から、“ん?何か新しい物が来たな?”と感じさせてくれ、
後半のテンポが早くなる部分で、次の物語にスムーズに観客を引き寄せていってくれます。

 

この変奏曲16番曲以前をゴールドベルグ前半、それ以降を後半と呼んだりもします。後半部分に差し掛かるにつれ、技巧的なテクニックのレベルが上がり、前半よりももっと華やかになっていくようです。

 

 

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最後に特筆すべきところは、変奏曲第30番。一度聴いてみると、”ん?やけに親しみやすいメロディーだな?一回聴いたら、耳について離れないぞ!”そんなことを思ってしまう方もいるのでは。なんとこれは、バッハが当時流行していた、ポピュラーソング2つのメロディーを重ねあわせて、書いた曲なのです。今どきなかなかポップスミュージックを重ねて一つの曲にするというのは聞きませんが、当時はクオドリベットという、何人もの人がそれぞれ違う歌を同時に歌うという遊びが流行っていました。流行にちゃっかり乗って、それを彼の作曲に活かすバッハ、、、やれやれ、すごいです。

 

 

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最後は、美しく主題のアリアで閉じられます。全曲すべて、最初から最後まで通して聴くのは長いのですが、バッハの美しい世界にすっかりはまって、つい最後まで集中して聴いてしまったとなる方もおられるでしょう。カイザーリンク伯爵のように、眠れない夜を楽しく過ごしたい方、眠れるけれど、もっといい睡眠をとりたいという方、それ以外にも純粋にバッハの音楽を楽しみたい方、ぜひ一度ゴールドベルグ変奏曲を聴いてみてください。

 

 

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