モーツァルト ヴァイオリンソナタ

モーツアルト【ヴァイオリンソナタ第25番 ト長調 K.301】解説3

 

 

 

モーツァルト ヴァイオリンソナタ

モーツアルトのヴァイオリンソナタ第25番 ト長調 K.301の第1楽章、アレグロ・コン・スピリットは、ヴァイオリンの長い息づかいのような美しい旋律で始まります。この主旋律は、聴いていてとても心地よいです。ヴァイオリンのソロが終わり、ピアノが同じ主題を弾きます。ピアノとヴァイオリンの掛け合い、強弱の変化、調の変化が頻繁に起こり、決してつまらない単調なメロディーではありません。

 

アルフレッド・アインシュタインがハイドン風だとこのソナタを読んだ気持ちが分かります。なぜならハイドンは、曲中に観客を驚かせるような変わったコードをいきなり入れたりして、ユーモアを音楽にいつも取り入れようとしていたからです。

 

この楽章もヴァイオリンとピアノの楽しげな会話が、楽しげに聴こえます。最後の音は、静かに突然終わるので、“あれ、もう終わったの?”と中途半端な感覚で終わったような感じが残ります。

 

 

モーツァルト ヴァイオリンソナタ

第2楽章は、先ほどのテンポとさほど速さは変わらず、さらに曲調が軽やかになった印象です。

 

8分の3拍子のメロディーで、ついつい踊りたくなってしまうようなロンドです。中間部の短調の寂しげなメロディーの部分が、とても印象的です。先ほどの明るいダンスのイメージとちょっと離れて、モーツアルトの悲しい感情が垣間見られるようです。

 

 

 

 

モーツァルト ヴァイオリンソナタ

無駄な音を一切省いたモーツアルトの音楽。シンプルで、一度聴いたら忘れられず鼻歌でついつい口ずさんでしまいたくなるような曲です。

 

どちらの楽章も、2楽章と短いですが風が過ぎて行ったかのような爽やかさが残り、聴いていて心地よいのです。純粋無垢な音楽といったところでしょうか。ヴァイオリンの魅力溢れる音色を最大限に聴かせることができ、モーツアルトのヴァイオリンソナタは43曲もありますが、これは是非クラシック初心者の方から、プロの方まで聴いて頂きたい名曲の一つです。

 

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