モーツアルト

モーツアルト【ピアノソナタ第8番 イ短調 K.310】解説3

 

 

 

モーツアルト

モーツアルトのピアノソナタ第8番 イ短調 K.310の2楽章は、1楽章の雰囲気とは変わって、モーツアルトが母親の死という現実に直面しながらも、前向きに向かっていこうと決心したような、優しく、ゆったりとした音楽に変わります。
と、始めはゆったりとしていますが、後にまた陰の部分がうっすらと浮かんできます。モーツアルトは平常心を保とうと必死にもがきながら、この曲を書いていたのでしょうか。地獄からのうめき声のような箇所もあり、彼自身の心の痛みが隅々に表されています。

 

 

 

モーツアルト

 

モーツアルトのピアノソナタ第8番 イ短調 K.310の3楽章のテンポはプレストであり、非常に速く、そして激しくノンストップでモーツアルトの感情が音に出てきます。

 

中間部は、イ長調で天国にきたかのような主題が現れますが、また暗い曲調に戻り、最後まで悲しみと怒りに満ちた激しい曲調で終わります。

 

 

 

 

モーツアルト

モーツアルトといったら、とにかく明るいイメージがありますが、短調の曲も、彼の洗練された芸術性がふんだんに盛り込まれており、素晴らしい曲になっております。

 

私が、もしモーツアルトのような過酷な状況の元にいたら、作曲活動なんて、出来たことではないでしょう。モーツアルトのまた違った表情も、このピアノソナタ第8番 イ短調 K.310を通して、
一度じっくりと味わってみてください。

 

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