モーツアルト

モーツアルト【ピアノソナタ第8番 イ短調 K.310】解説2

 

 

 

モーツアルト

しかし当時のパリは、フランス革命直前の街が異様に慌ただしい時期であり、新しい仕事口など全く見つかりませんでした。

 

彼にとって異国のパリでの生活中、7月には母アンナ・マリアの病が悪化し、モーツアルトにとって大切な母親の死が訪れます。

 

まだ若いモーツアルトだけあって、この出来事は自身の悲しみを抑えきれないほどの辛さのものであったと想像ができます。

 

 

 

モーツアルト

このピアノソナタ第8番 イ短調 K.310は、パリ滞在中に書かれたものであり、この母の死を表しているかのような激しく、そして悲しい曲調のソナタになっています。
同時期にヴァイオリンソナタホ短調 K.304も作曲された為、これも母親の死と関係があるのではないかと、考えられています。

 

ピアノソナタ第8番 イ短調 K.310は、3楽章から成り立ち、
1楽章の冒頭から、モーツアルトのあまりにも悲しく、怒りさえも現れたような激しい主題で始まります。

 

 

モーツアルト

今までのモーツアルトが書いてきたサロン用のピアノソナタの雰囲気はひとかけらもありません。

 

左手は和音の連打による伴奏。何やら不気味な悪魔が背後からずっと襲ってくるような、そんな緊張感さえも感じられます。

 

中間部で、一部明るい調に変わりますが、左手の和音の連打は冒頭と同じように使用され、最後はまた暗くイ短調で終わります。

 

 

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