二台のピアノのためのソナタ K.448

モーツアルト【二台のピアノのためのソナタ K.448】解説2

 

 

 

二台のピアノのためのソナタ K.448

モーツアルトは、アウエルンハンマー嬢のことを“怪物のようで、見ているだけで吐き気を催すような容姿”だと、酷く表現していますが、彼女は自他共に認める才能あふれるお嬢様でした。そんな彼女には、モーツアルト自ら、毎日2時間のレッスンも与えていたようです。

 

この2台のピアノのためのソナタ以外にも、同年に作曲された6曲のヴァイオリンソナタ(K.296,376?380)も彼女に贈呈したらしく、彼女が一目置かれるほどの才能に満ちていたことは確かでしょう。モーツアルトは、ウィーンにいる際、このアウエルンハンマー家にしばらく滞在させてもらい、ピアノの練習、作曲活動に励みました。

 

ピアノソナタ K.448はガラントスタイルで書かれています。このスタイルは、古典派ドイツの作曲方法(ベースの音の重要性、和音、コード進行、装飾音符の多用)と正反対で、曲自体がもっと明るく、そして軽やかなイメージで書かれています。バロックからクラシックに変わって行く時期に発達していったテクニックです。

 

 

二台のピアノのためのソナタ K.448

さて、のだめに使われたこのソナタの第一楽章。冒頭部分は、盛大なファンファーレのように2台のピアノが全く同じメロディを奏でます。

 

何かパーティーでも始まるのかな…?とわくわくさせられるように明るい曲調です。楽章全体を通して、2台のピアノが会話しているように聞こえるのが一番の聴き所です。第1ピアノが質問をすれば、すぐに第2ピアノが答えてくれる。
主題は、楽章を通して何度も繰り返し、出てきます。時には、小鳥のさえずりのようにシンプルで可愛らしい場面もあり、全体的に華やかでとても明るい楽章です。

 

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