モーツアルト 交響曲40番

モーツアルト【交響曲第40番ト短調 K. 550】 解説2

 

 

 

モーツアルト 交響曲40番

この交響曲で注目して頂きたい所は、まず楽器編成です。フルート、オーボエ、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、バスだけです。(改訂版にはクラリネットが追加)クラリネットを入れるバージョンの物が、入れない物かは指揮者の意思によって決められます。

 

交響曲といえば、壮大で派手なイメージ(ティンパニの激しい音、トランペットやトロンボーンによる賑やかな音)を想像される方も多いと思いますが、この曲に関して、楽器編成は至ってシンプルです。シンプルだからこそ、その曲自体の美しさが全面に出ているのかもしれませんね。

 

 

 

モーツアルト 交響曲40番

第1楽章は、モルト・アレグロ、ソナタ形式で書かれています。冒頭部分は誰もが知る、かの有名なフレーズです。上から下へと落ちて行く音符の様子は、まるで人の目から涙がこぼれ落ちる様子を表しているかのようです。

 

このモチーフは、楽章を通し、何度も使用され、通称「ため息のモチーフ」と呼ばれています。ヴィオラによる、静かでありながら一定のリズムを保つ伴奏が印象的です。シンプルでありながら、その音符から漂ってくる悲しげなイメージは観客を引きつけます。

 

 

 

モーツアルト 交響曲40番

第2楽章は、アンダンテとなり、穏やかな曲調です。変ホ長調で書かれていますが、心底明るくなった!という印象は持ちません。

 

1楽章に出て来たような、音符が下へと落ちて行く下降の様子は、この楽章でも用いられています。また、32分音符が出てくる箇所もあり、ゆったりしているのにも関わらず何だか落ち着かない様子です。不安定なモーツアルトの気持ちが現れているのでしょうか。

 

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