ベートーベン 葬送

ベートーベン ピアノソナタ第12番イ長調 作品26「葬送」解説3

 

 

 

ベートーベン 葬送

 

第2楽章は、明るく軽快なスケルツォです。第2楽章は、大抵ゆったりとしたアンダンテなどで書かれることが多いのでが、スケルツォがこの楽章に置かれたのはこのソナタが初めてでした。

 

スケルツォの元々の意味は、冗談。
あっけらかんとして、楽しい雰囲気です。
スフォルツァンド(sf)の箇所が多く見られ、
いきなりのダイナミックの変化に、どきっとさせられることもあります。

 

中間部のトリオは、穏やかになり、まるで牧草地帯で羊たちが戯れているかのような様子を彷彿とさせます。また明るいスケルツォ部分に戻り、二楽章は終わります。

 

 

第3楽章は、副題に、”ある英雄の死を悼む葬送行進曲”と書かれていて、このソナタの中で一番有名、そして重要な楽章です。

 

 

 

ベートーベン 葬送

 

後にベートーヴェン交響曲第3番の第2楽章、ショパンピアノソナタ第2番、第3楽章に葬送行進曲が使われているのは、この曲の影響を強く受けたからだとも言われています。

 

付点リズムにのって、重苦しいマーチが続く。はじめは、静かに、段々と悲劇の感情の膨らみを表すかのようにダイナミックに上がっていく。
クライマックスのところで現れるsfの音は、まるで兵士が鉄砲に打たれ、倒れたかのような悲劇を想像させるドキッと、印象的な音です。

 

第3楽章の終わりに向けて、雰囲気は少し明るく、穏やかになり、イ長調の和音で締めくくられます。重々しい雰囲気が漂う曲調ですが、どこか高貴で、誇らしげな印象があって、英雄が天国に見送られる様子を容易に想像できます。

 

 

 

 

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