ベートーベン ピアノソナタ悲愴

ベートーベン>ベートーベン ピアノソナタ 悲愴 解説2

 

 

 

 

ベートーベン ピアノソナタ 悲愴

 

 

第1楽章の序奏(Grave)は重苦しく、悲しい印象です。

 

冒頭に弾かれるコードは、fpと記載されているため、強く弾いたらその瞬間に消えるような音を出さなければいけません。これを正確に弾けるピアニストというのは、実はなかなかいません。

 

この部分の弾き方に着いて、語りだしたら何時間と時が過ぎてしまいます。ベートーベンの酷く悲しいわめき声、でもそんなことばかりを考えてばかりじゃ駄目だ…そんな言い聞かせを自分自身にしているかのように聞こえるパッセージです。重々しい序奏のあとに、急にAllegro di molto e con brio(出来るだけ速く、生き生きと)に移るので、印象が極端に変わります。

 

 

 

 

 

 

 

ベートーベン ピアノソナタ 悲愴

第1主題の調はハ短調。ソナタでこの調が使われるのは初めてでした。(ちなみに運命交響曲もハ短調。)

 

第2主題に移ると変ホ短調に変化して、また印象が変わります。短調から短調へ移調するというのは非常に珍しい作曲法です。大抵は、ハ短調の平行調である、変ホ長調が使用されるべきですが、もう一度短調を使用することによって第2主題を際立たせたかったベートーベンの想いからのことでしょう。強弱、テンポの極端な変化、変わった転調、その変化が波のように押し寄せて次々と変わって行くのが、
この第1楽章の聴き所です。

 

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