ベートーベン 運命

ベートーベン>ベートーベン 運命【交響曲第5番 運命】解説2

 

 

 

ベートーベン 運命

つまり運命のモチーフは、彼が難聴をきっかけに自殺をしようと悩んでいた頃のもの。彼自身なりに曲を書くことによって、不安な気持ちから逃れようとしていたのかもしれません、ですが、最終的には曲の完成した時点でそれを思いとどまり、新しく作曲家としての人生をスタートさせた、ということが感じ取れます。

 

30代前半、彼はピアニストとしてヨーロッパで多いに活躍していました。その時期に、急に耳が聞こえなって来る恐怖や苦悩、想像できるでしょうか。

 

 

 

ベートーベン 運命

ベートーベンの心の中では、この時が彼にとっては、音楽家としての人生の終わりを告げる運命が来ているのだと感じていたのでしょう。そして、彼の感情を想像することは難しいとは思いますが、耳を澄ましてベートーベンの気持ちに感情移入してみてください…。

 

交響曲第5番の第一楽章は、ベートーベンの心を全て音に表したかのような色々な感情が交じり合っています。それは、苦悩や恐怖、天国に行けば楽になるだろうという幻覚や妄想。時には、自然の美しい風景にうっとりする様。この楽章を通して、ダダダダーンという運命の動機が、何百回と登場します。

 

 

 

ベートーベン 運命

“運命の到来”を意味する第一楽章。
その運命にどう接して行くか、そんな感情が描写される第二楽章以降にも注目。

 

第二楽章は、”Andante con moto” と演奏記号で指示されています。訳すと、気楽に、ゆっくりと…といった意味です。第一楽章のメリハリのある激しい曲調から、一転して穏やかになります。ヴァイオリンとヴィオラが美しい旋律を奏でてゆきます。これは、“あぁー、死んだらきっと楽になれるだろうなあ…”とベートーベンが現実逃避をしようとしている心の揺らぎを表しています。

 

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