クラシック音楽

ベートーベン>ベートーベン 交響曲第3番 エロイカ解説3

 

 

 

ベートーベンの作曲した交響曲第3番 エロイカの
曲の構成は、四楽章形式で組み立てられています。

 

第1楽章は、巨大な展開部、そして非常に長いコーダ。
第2楽章は、緩やかで美しい楽章を使う代わりに、重めの葬式マーチ。
第3楽章は、メヌエットではなく、スケルツォ。(スケルツォはジョークという意味)、
第4楽章は、ロンド風のフィナーレの代わりに主題を用いた変奏曲で成り立っています。

 

 

 

ベートーベン 交響曲

第一楽章は、美しいチェロが主題を奏でます。英雄とはいっても、激しい曲調ではなく、どちらかといったらナポレオンを囲んで、英雄が馬とともにパレードで歩き、それを沢山の人が見守っている。そんな様子が見受けられるような曲調です。

 

第二楽章は英雄の死を讃えるというテーマの葬式行進曲。重苦しい雰囲気で静かに始まります。中間部で盛り上がりを見せますが、最後はまた厳かに終了します。

 

 

 

ベートーベン 交響曲

この楽章は、後に非常に影響を与えた楽章であり、ルーズベルト大統領、トスカニーニ、メンデルスゾーンなどこれらの人物の葬儀にて実際に演奏されたそうです。   

 

 

第三楽章では、二楽章での雰囲気が正反対に変わり、明るい曲調になります。スケルツォ、ジョークという名の意味の通り、ベートーベンの冗談が所々に入っているような陽気な楽章です。

 

 

 

 

ベートーベン 交響曲

 

主題が何度も繰り返し演奏され、それにあわせて弦楽器が相槌を打っている、会話をしているような雰囲気です。

 

初演の時に評論家から不評だった理由に、“何故二楽章では葬儀で厳かな雰囲気に持って行かれるにも関わらず、三楽章で急に冗談のように明るくなるのか?”と言われたそうです。中間部のトリオでは、ホルンの美しい三重奏が奏でられます。

 

 

 

 

 

ベートーベン 交響曲

最終楽章は、変奏曲になっています。交響曲でこの形式を用いるのは、非常に珍しいことです。最後のフィナーレは、明るく英雄を讃えるかのごとく、強く、盛大に盛り上がってこの曲を締めます。

 

この曲以降、ベートーベンの曲に“英雄的”な曲調が用いられるようになりました。
ベートーベンピアノソナタ、
Op.53ワルトシュタイン、
Op.57熱情、ヴァイオリン協奏曲、
そして第五番ピアノ協奏曲など。

 

貧乏な家庭に生まれ、難聴にも苦しめられたベートーベン。そんな人生でも決して負けず、英雄のように立ち向かっていく強い姿が彼の曲に現れているのかもしれません。そして、その曲は今も人々を魅了して止まないでしょう。

 

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