犬 大事典>犬を飼うにあたって>子犬 しつけ
犬のしつけは早いほど良いと言われています。子犬のうちにしっかりしつけると、後の生活がとても楽になります。
そう分かっていても、いざかわいい子犬が家にやってくると、かわいがることに夢中で厳しくしつけられない、しつけの仕方がよく分からない、やってもうまくいかないなどの悩みが出てくると思います。
まず、子犬のしつけは最初の1ヶ月が肝心であることを覚えておいてください。
子犬のしつけで最も大切なのは、「主従関係の構築」です。犬は群れの中のリーダーに従う習性があり、しつけをするには飼い主とその家族が子犬よりも上位にあることを理解させなければいけません。
子犬は新しい家にやってきた日から飼い主や家族の行動から自分の立場を理解します。そのため、最初の1ヶ月が主従関係の構築にとても重要な期間なのです。
では、その1ヶ月の間に何をすれば良いのでしょうか?特別なことをする必要はありません。
それまでの生活パターンを崩さず、子犬を“お客様扱い”しないことが大切です。子犬が遊んで欲しがったりおやつを欲しがったりした時にいちいち応えてあげていると、子犬は自分がリーダーだと勘違いしてしまいます。
噛みつく、吠える、唸るなどの問題行動がみられる犬は、こういった勘違いをしている可能性が高いのです。逆に、主従関係の構築がうまくいっていると、トイレトレーニングや無駄吠えなどのしつけが非常にスムーズにすすみます。